音楽を聴く:ケティル・ビヨルンスタ 海

子育て真っ只中、自分の時間がなかなか取れず、嫁娘の寝静まった1時間がようやく自分の世界に浸れるひととき。

毎日の喧騒からリセットする大事な時間で「何を聴くのか」が、毎回とても重要な時間です。

今、トート・リオと共にハマっているのが、
「ケティル・ビヨルンスタ」。ノルウェーのピアニスト。
その中でも、「海」と言うアルバムが好きです。



目を瞑って聞くと、そこには間違いなく海が感じられます。

海って、たくさんのイメージがありますよね。
南国の美しさ、日本海の冷たさ、とか。

この音楽の海は、北欧の、冷たく静かな海を感じます。
冬の、天気は曇りで厚い雲に覆われた重苦しい海のイメージ。
でも、時おり太陽が顔を出し、希望を与えてくれる、そんな描写もあるように感じます。

規則正しく、ひたすらに美しいピアノの旋律に、チェロとエレキギターがコントラストをつける。
海の多様な表情を実に表しているサウンドだと思います。

特にギターは海の叫び。あるいは、人間への警告。
そこに、生命の彩りを添えるチェロ。生き物の、生命の香り。海のおおらかさ、人間を暖かく、優しく包み込む母なる海。

その両面を持つのが、海だなぁと。
自分はヨットをやるので、特にそれを感じます。

一日の喧騒の終わりに、なんか、自分自身を見つめ直すような、一人海の中で静かに浮遊しながら。そんな音楽です。

アナログとコーヒーが好き

Some say he’s half man half fish, others say he’s more of a seventy/thirty split. Either way he’s a fishy bastard.

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